不動産業は、情報を販売するという側面の強いビジネス。したがって、不動産会社の経営者は常に最新の情報を仕入れておかなければなりません。また、最新の法令改正や社会情勢を把握しておくことは、いち早くビジネスチャンスをものにすることにもつながるでしょう。ここでは、不動産会社の経営者が読んでおくべき業界新聞、刊行物を紹介します。

不動産賃貸業のことなら

全国賃貸住宅新聞

業界最大手の賃貸経営に関する業界紙。最新の賃貸経営に関する法令改正や市況等の業界動向等が網羅されています。不動産会社の経営者は、こちらからオーナーが求めているような空室対策サービスの内容が分かり、またオーナーや投資家も賃貸経営意戦略の方向性のヒントがつかめると共に、投資すべき不動産についても読み取ることができるでしょう。また、不動産会社の経営者にとって特に興味深いのは、ライバル会社の取り組みが分かるということ。不動産会社の最新の動きや新サービスは多く誌面に掲載されるので、ここから自社が取り組むべき内容が分かることも多いのではないでしょうか。

アパート経営・不動産投資のことなら

満室経営新聞

こちらの特徴は、現役の大家さんによって運営・制作がされているということ。主に業界情報とコラムから構成されており、そのコラムはさすが現役大家さんも執筆しているだけあり、とにかく実践的。机上の空論ではなく、実際に施策を試してみた結果等が紹介されており、非常に参考になるものです。また、「●●の裏事情」等、本来であれば表だって書けないようなオフレコ情報も多いのもポイントです。

大きく業界の動きを把握するなら

不動産経済通信

マクロな視点から描かれる不動産業界情報を得るならこちら。マンション・建売市場動向や世界の不動産事情などが掲載されています。また、面白いのは各種資料も多く発表されているということ。例えば「駐車場設置数の推移」等、まさに欲しい人には本当に価値あるデータも提供されています。さらに、マクロな視点だけではなく、不動産仲介や注文住宅、管理、リフォーム等、業態ごとのニュースも豊富なので、等身大の情報も実用的な情報を得ることもできます。マクロからミクロ、幅広い情報を入手できるのがポイントであるといえるでしょう。

ビルのことなら

ビル経営

不動産の中でも、ビルに特化した情報を得られるのがこちら。１棟ビルからオフィス、商業施設に関する情報はビル経営に関わっている方ならば是非知っておかなければならないものばかり。ビルに関する市況や企業動向は、不動産の中でも特に激しい動きをみせるビル業界にとって、是非とも把握して事業チャンスをつかみ、ピンチを乗り越えるための情報源としたいところです。

不動産会社経営者に役立つ情報は、得ようと思えばいくらでも得る手法はあります。重要なのは、これをいかに活かすかというところでしょう。ここで紹介したメディアには、情報を活かすためのヒントも満載ですので、ぜひ無駄なく情報収集をしてみてください。