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毎日数百~数千というアクセスを獲得しても、さっぱり収益の上がらないサイトも存在します。
それは「話し上手だけど業績の悪い営業マン」のようなもの。
どれだけ自己PRが巧みでも、売り上げにつながらなければ意味がありません。ホームページ制作にも同じことがいえます。
アクセス増加は「手段」目的は「お問い合わせ件数」
アクセス数は多いけど、採算が合わないサイトというのは、ネットユーザーの流れをコントロールできていません。例えば、サイト制作の目的を「集客」に絞った場合、「アクセス数の増加」は単なるプロセスであり、ゴール地点ではないわけですね。
不動産サイトにおける「集客」とは、「成約の見込みがあるネットユーザーを自社に誘導する」こと。
ネット上で情報を見たユーザーが、電話やメール、またはフォームなどから「問い合わせてきた」場合にようやく、目的を達成したことになります。(ここから先の業務は従来のマンパワーが担います)
すなわち、「問い合わせ件数が多いサイト=優秀なサイト」といえます。
しかし問い合わせ増加はハードルが高い
ただし、お問い合わせ件数は容易に増やすことはできません。
ネットユーザーに一定の労力を強いるため、サイトの閲覧者よほどのメリットがない限り、目的を達成することは難しいと考えてください。
不動産サイトにおけるメリットとは、「魅力的な物件」や「役に立つ情報」など。どちらも用意することが難しい場合は、
・魅力的に見える物件→キャッチコピーや宣伝次第(演出)
・役に立ちそうな情報→メールマガジンやコラム記事で誘導(専門性をPRして信頼を勝ち取る)
以上のような方法でユーザーをコントロールすることも可能です。ネットユーザーを「騙す」わけではなく、コントロール(誘導)する。
いずれにしても「お問い合わせ以後」は御社が実力で勝負しなくてはなりませんから、ホームページはあくまで営業の一手段となります。
アクセスがあってもお問い合わせが少ない場合の対処法
一定のアクセスは獲得しているのに、さっぱりお問い合わせ件数が増えない…
そんな場合はホームページの構成から見直す必要があります。例えば、
・お問い合わせボタンは分かりやすい場所にあるか
・お問い合わせの手段が限られていないか(電話のみはNG。メールの方が心理的なハードルは低い)
・訴求力のある物件が目立つ形で紹介されているか
・経営のノウハウや実績を強調するばかりで、商品(不動産)のPRが疎かになっていないか
・1ページ当たりのボリューム(文字数など)は適正か
(だらだらと続く長文スタイルはNG。アクセスは増えても、ユーザーは途中で離脱する可能性が高い)
・検索ワードとコンテンツがマッチングしているか(ピンポイントでユーザーの求める情報を提供すること)
上記にあてはまるか今一度、自社ホームページを見直してみてはいかがでしょうか。