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不動産を紹介するWEBサイトを構築するのであれば、制作会社にはできるだけ詳細な要望を伝えておきましょう。例えば、物件を検索しても把握しづらい「学区」や「買い物の利便性」など、自社サイトでどのように紹介すべきか。今回は具体例を踏まえて考えてみます。
不動産における学区の重要性
学区とは、市町村の定める通学区域のこと。
不動産を探す際は、「無理なく通学できる場所に学校があるか」、すなわち「通学先と不動産がどのような位置関係にあるのか」、選定の基準とする顧客が少なくありません。例えば子育て中の世帯は、学区を優先して立地条件を考える傾向が顕著ですし、「転校はさせたくない」という思いから同じ学区内で引っ越し先を選ぶケースも多いようです。
[物件住所を入力するだけで学区エリア表示できるHP]
不動産と「買い物の利便性」
不動産を検索するうえで無視できないのが商業施設の存在。
特に日常的に利用するコンビニ、スーパー、ショッピングモール、ドラッグストアなど、多くの顧客が「近場にどれだけ買い物スポットがあるか」を考慮しています。顧客によっては「駅から徒歩何分か」という情報よりも、より重要なポイントとなるでしょう。
しかし学区や商業施設は可視化しづらい
学区も商業施設も、物件を選ぶ際の優先順位はけして低くはありません。
しかし、多くの不動産サイトにおいて、その存在は軽視されています。
物件を検索しても、容易には学校との位置関係(通学時間)を把握できませんし、商業施設の多寡もネット上では分かりづらいわけですね。
実際に、「ネットでは分からないから現地に足を運ぶ」顧客が多く、そのことは「WEBサービスの機会損失」=欠陥を意味します。
大切なのは顧客のニーズを押さえること
学区も商業施設も、WEB上のマップで確認すればおおよその「感じ」はつかめます。
ホームページ制作においては大切なのは、その「感じ」をどれだけ分かりやすく可視化し、あるいは数値化できるか、ということ。
理想としては、一目で学区の範囲が分かる、商業施設の有無や位置関係が把握できる、そのようなサイトを構築しなくてはなりません。
つまり、「他サイトが取りこぼしている情報」を網羅するわけですね。
最後に
とはいえ、ホームページ制作を依頼するとき、依頼者がその仕組みや方法に頭を悩ませる必要はありません。
システムやサイトを構築するのは専門の技術者であり、依頼者は「顧客のニーズ」を伝えるだけで十分。
どのようなサイトを目指したいのか、そのビジョンさえ明確にしておけば問題ないのです。
信頼の置ける業者であれば、依頼者から丁寧にヒアリングを行い、そのサポートをしてくれるはず。
現状、他社のサイトが取りこぼしている情報を、どのようにPRすべきか、ぜひWEBデザインの業者とじっくり話し合ってみてください。